電子書籍はどうすれば飛躍できるのか

ΣBookにしても、LIBRIeにしても、期待されたほどは売れていない」。そんな風にズバリ言ってのけるのは、評論家・ノンフィクション作家の立花隆氏だ。


まーねー。紙の書籍と比べて勝てるはずのトコで勝負できてないってのはあるんだろうなぁ。紙の書籍が横綱だとしたら、電子書籍は太ってるから関取と呼ばれてる小学生くらいなもんか。
読書って余暇じゃないですか。いや書籍から情報を得たりすることで成り立つ学者とかもいるでしょうけども。圧倒的に多いのは趣味。学者だって趣味で読むだろうし。そこが最終到達点だとして。まぁ、webもはじめは学者のもんだったと考えたら、まず学者に便利だと思われるもんにしなくちゃだなぁ。リアルにそれを必要としている層といいますか。PDAもそうだけど、マニアとか専門家とか、そのあたりが実務的な部分で満足しないとどーにもならんとは思う。
デジタルのいいとこって、コミュニケーションというか情報交換なわけですよ。コピーいっぱい作れるし。ネットを通せばどんどん送ったりできるし。検索できるし、論文とか書評とかで引用するときとかコピペで済めば楽ですよね。読むというか「使う」という視点でいけば電子書籍は紙の書籍よりもはるかに便利です。
あとはやっぱ重さがないって事ですかね。保存も利くということも合わせて考えると、ユーザーが買った本を自動的にデータベース化して、自分が買った本の検索とかが楽になるサービスみたいなのがあるといいですね。無くしてもそこからまた買えたり、いっそ一度買うと何度ダウンロードしても大丈夫みたいな。それくらいすると、書庫というものを古臭いという広告も作れますから、紙よりも上だという認識も与えられるんじゃないかと思います。
書籍データはネット上にのみ存在して、専用ブラウザを販売して、ユーザーは閲覧権だけを買うというのもありなんですけど。人間には蒐集欲ってのがありますから手に入れるという概念はカバーしとくべきでしょう。そのうち新しい概念が浸透して閲覧権のみってのも可能になるとは思います。
まー結局権利問題なんでしょうけどね。著作権とか、複製権とか。でも、コピペも検索もできないんじゃ、総合評価で紙が圧倒的に勝っちゃいますよ。税務署とか銀行とかにいい顔するための方策だけじゃ自滅するのがオチなんで、電子書籍をマジでやろうとしている人にはデジタルの利点を損なわない方向で頑張って欲しいと思います。