MemoCar Racing

やっちゃった。MemoCar Racing。メモ帳データで速さが変わる、魅惑のレーシングゲームである。やらねばやらねばと思っているうちに年も暮れ、仕事納めも済んでからの参戦である。
これが面白い。ちんまい車が二台走るだけなのだが、これがまた面白いのである。僕が考えるにポイントは二つ。
一つは、自分が何の気なしにとっておいたメモが走るということ。歌詞だと遅いけど、買い物メモだと速いとか、勝手に自分の中で基準を作って想像してしまう。第一回、歌詞レースなるものを自分で興し、これまた英語詞が少ない方が速いとか想像してしまう。買い物メモだと、このコーナーは肉だったら速いのかなどと考えてしまう。そのうち肉やらキリンジやらが走っているように錯覚してしまうくらいである。
第二に、二台で走るということ。一台で時間を計測してもいいのだが、それよりも二台にそれぞれ別のメモを割り当て競争させた方が、手っ取り早く速いメモを見つけることが可能だ。そして負けたほうのメモをすかさず切り替えてまた競わせ、延々と最も早いメモを探し続けることになる。つまりサルゲー化しやすいのである。
かくして、僕のPalmにある最速のメモは発見された。そいつはある日突然現れた。ぶっちぎりで勝利をもぎ取り、その後他の追随をゆるさずに連勝を重ねた。こいつは速い。もうどのメモも勝てはしないだろう。そして、いつしかこう思うようになる。
「たしかにこいつは速い。しかし、それはこのPalmの中でだけの話だ。つまり井の中の蛙ってやつだな。あぁ、誰かと競い合い、こいつの真の実力を試したいもんだ。」
かくして男は、日本で初めて開かれるMemoCar Racing の国際大会である「MemoCar GP 1st」への出場を決めたのであった。エントリーは2004年12月31日までだ。
おまえら、かかってこいやぁ!!!
Palmスタヂオいなあも屋⇒http://inarmo.hp.infoseek.co.jp/