新感覚デバイス

Tactiva の TactaPad は簡単に言うと両手で使えるタッチパッドである。タッチパッドというと、キーボードの手前の方にちょこっとついていて、指先でマウスをちょいちょい操作するものだが、それをぐっと広くして、両手で操作できるようにしたものだ。


映画とかでね、よくあったりするんですが。入力インターフェイスの進化形として、ヘルメット被ったりメガネかけたり、頭に電極差し込んだり変な手袋はめただけで操作したりするのがあるじゃないですか。キアヌ・リーブスとかトム・ハンクスとか。でも、今のマウスとキーボードからそこへ行くまでの過程がね、あると思うんですよ。あんなもんにいきなり行ったら拒否反応の方が先に出るに決まってる。その過程の1つとして、TactaPadはあるんじゃないかなぁ。
真上からのカメラとタッチパッドの二段階構成でして。画面にですね、手のシルエットが表示されるんですよ。で、指先がカーソルの先端のように反応する。これはわかりやすいですよ。触るという感覚にかなり忠実に作られている。これまでの入力デバイスは、どうしても人間の方の修練を必要としましたが、TactaPadは人間の本能に機械を近づけた形ですね。これは面白い。キーボードとマウスではなく、TactaPadでパソコン使い始めた子どもとか、けっこうリアルに想像できるんですよ。その、リアルに想像できる感じ、というのが凄い。
■Tactiva:http://www.tactiva.com/