ナショナリズムの宣伝力

また、民主党の前原代表が中国の脅威に言及していることについて「(軍事費の)透明性の点で不信感をあおることになっている。前原氏が言っているのは確かだと思う」とも述べた。


ナショナリズム、特に軍事面に関して発言するということは、マスコミに取り上げてもらえ情熱を持って議論される対象になるという側面を持つ。それは選挙時に有利だ。拡声器で名前を連呼してまわるよりも、よっぽど効率的に名前を売ることができる。というか、今最も有効な宣伝方法じゃないだろうか。もちろんリスクはあるけれど、やりようによってはリターンの方が大きい。あと流行ってるし。
自国の兵士が戦争で死なないという特殊環境にある日本では、しばらくこの手が通用し続けるでしょう。ただ、対韓国ならいいんだけども(よくはないかも)、対中国はどうなんだろ。中国ってでかいよ。しかも今後もっとでかくなるよ。怖くね? 怖がりすぎて言いなりも馬鹿だけどもさ。逆もまた馬鹿な気がする。みんな仲良く、というのも幼稚か。まぁ、けなし合いも幼稚さ。問題はそんな浅いところにはない。陰謀とか策謀とか。考え始めるとグルグルするね。