国家の品格
- 作者: 藤原正彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/11
- メディア: 新書
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唯一とか最高とかいう言葉と共に国を語ると、賛否両論あって面白いんだけど、自分は正しいと思ってる馬鹿に見られたくない人間同士の静かなる大げんかのエネルギーにやられて具合悪くなる。アマゾンのレビューを見てそう思った。
読むべきだとか、大したことないとか、薄っぺらいとか、分かりやすく書いてあるとか。読めば読むほど全部ウソくさい。
レビューなんか読まないで、気になった本は買って読んだ方がいいんじゃないっすかね。特にこういう思想的なもんは、自分の感覚を研ぎ澄ませることが最も大切だと思うんで。レビューひととおり読んじゃうと、自分の感覚にバーチャルなウソ感覚が入り込んで、怒る必要が全くないことに腹を立てなければいけなくなる。
まぁ、やったこともないくせに偉そうに言うなというのは間違いなので、読まなければ判断できないということはないのだけども。もらい怒りや脊髄反射怒りはどうもなぁ。