圧縮書きのすすめ

最近、パソコンで真に『書き散らす』にはどうすればよいのか、について考えています。情報を整理する前の混沌の状態をパソコンに移すにはどうすればいいのか。つまり、後で客観的に整理できる余地を残しつつも、いかに整理しないのか。
手書きメモや音声はテキストより再利用しづらいので却下。使うのはテキストデータ。それをですね、推敲もいっさいせずに句読点など気にせず絶対に改行しないで頭に浮かんだものを延々と力の限り打っていく、というのはいかがでしょう。一人ブレインストーミングという感じですね。
試しにやってみたところ、普段は浮かんだ瞬間に却下されるようなことを書こうとしたときに、ちょっと手が止まってしまう自分を確認しました。そこで1000文字縛りにしてみました。とにかく1000文字書かなくてはいけないことにするわけです。そしてゴミでも何でもカウントするというルール。そうすると却下しないでとりあえず書いておこうという気になりました。途中で考えたら駄目なんです。とにかく書き倒すことによって何か奥のものを出そうという修行みたいなもんです。
カウンセリングのために話しを聞いてもらうという感じでしょうか。とにかく深層心理まではき出してしまえという感じ。はき出す以外のことはいっさいしないという感じ。全部吐いてしまえ、楽になるからという感じ。
これを「圧縮書き」と命名してみました。
圧縮書きしたエディタの画面は結構壮観です。隙間なくびっちりと文字が埋まっているさまは、軽くアートじゃなかろうかと思いました。いまんとこそこから何も生まれてませんが。思いもよらないものが生まれそうな気配は感じます。