少子化について考える

といいつつ少子化について考えるわけです。考えちゃうわけです。なぜなら自分に子どもがいるから。5年前の私なら、ここまで考えなかっただろうなぁと思ったりもします。
いざ子どもができてみると可愛いわけです。よかったなぁと思うわけです。でも5年前の私に、今の私の言葉はまるで通用しないだろうなぁと思うのです。結婚して子どもができて幸せなんていうのは、遠い世界の話だと思ってましたから。ということは、5年前の私にも通用する言葉というのが、少子化を止める鍵なんじゃないかと。
ドキュメンタリーもワイドショーも、5年前の私には通用しないでしょう。じゃあ何が通用するかというと、宮藤官九郎です。
20代から40代にまで受け入れられる文脈で語る物語の構築。難しく言えばそうなりますが、それを作れる感性をもっている人ということで思い当たったのが宮藤官九郎という人なわけです。
別にメインテーマである必要はなくて。ただ、当たり前の登場人物として赤ん坊がでているドラマ。そーいうようなものを作れないとなぁ、と。
子どもが生まれると、子どものいる世界の住人になるもんで。なんかやたらとまわりに子どもがいるんですよ。まぁ、それに気づいたということなんでしょうけども。だから、ほんとに少子化なのか?とか思ったりもするんです。で、子どものいない世界の人との断絶感をちょっと感じたりもするんです。その二つの世界がどんどん離れてるんだろうなぁと思うわけです。それを結ぶのは、やっぱり文化だったり物語だったりすると考えたのです。