歩くからウォークマン

ソニーは2006年8月31日、カロリー消費量の表示機能などを備えたフラッシュメモリータイプの携帯音楽プレーヤー「ウォークマン NW-S203Fシリーズ」(以下、Sシリーズ)を発表した。各種カウンター機能や、ウォーキングとランニングの歩調に合わせて自動選曲する「Music Pacer」機能などを備えたスポーツモデルで、予想実売価格は1万5000円前後。9月15日より発売する。


カロリー計算はまぁどうでもいいですが。歩調に合わせて自動選曲するってのはすごいです。携帯プレーヤーは携帯するから移動するわけです。そこと音楽を聞くことをつなげたのは天晴れ。
音楽プレーヤーはあらゆる機能が音楽を聞くことにつながらなければならないと僕は思っています。音楽を楽しむなんていう曖昧なものではなく、ただひたすらストイックに聞くことのみにこだわるべきだと思うわけです。簡単に取り込んで、いろんな方法で聞く。このいろんな方法で、というところがスタイルというかカルチャーということですよ。初代ウォークマンは、持ち歩いて外で聞くということ自体が画期的だったわけですよ。
なんかソニーがついにデジタルと音楽を無理なくつなげるあたらしいスタイルを生み出したと感じました。
温度計や湿度計や時計もからめると、雨の日の曲とか、朝の曲とか、そんな感じのもできそう。はい、この発想が広がってワクワクする感じ。ここ大事ですよ。本体の形も、そこからくる操作性も、かなり完成度が高そうです。無駄に格好いいだけじゃなくて、ちゃんと論理的に格好いい。
ソニー、きてるね。