赤いiPod nanoの戦略

iPod nano (PRODUCT) RED Special Editionをお買い上げいただくと、アップルは購入金額の一部を「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」に寄付します。


その手があったか。
白いイヤホンがiPod象徴のように見えたときもあるし、赤い羽をつけていると募金した人なわけですが、赤いiPod nanoを買うと寄付ができる。
ガジェットと寄付を組み合わせたのは上手いと思いました。宣伝効果考えてもすばらしい。ゲイツは寄付するけどジョブズは寄付しないとかいうネタもありましたが、自分で稼いでから寄付するのと寄付にもなる稼ぎ方をするのでは後者の方がユーザーとしては参加できる分だけ気持ちいいと思います。
クリップのshuffleは面白かったけど、ここんとこAppleは安定志向な感じがしてとんがってませんでしたが、そうきたかぁ。iPodという、商品を超えた現象と呼んでもいいようなものの扱い方としては、スペックの数字上げるだけじゃ落ちていくだけだから、効果的じゃないでしょうか。
まぁ、飛び道具みたいなものですから、こういうのは最初にやったやつが勝ちです。そして次は、飛び道具ではなく、商品スペックで文化を変化させなければいけないでしょう。さて、何をやるんでしょうかね。やっぱ動画に寄った変革をやるのかなぁ。