消費者は多機能デバイスを求めていない?

消費者は多機能デバイスを求めているという業界の予想を裏切り、多くの消費者は携帯、PDA、MP3プレーヤー、デジカメと、複数持ち歩いている。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0611/09/news013.html

なんだか新しいスマートフォンが立て続けに発表されてますが、Google Notebookをひっくり返したら去年の11月の記事を見つけたので、思うところを書いてみる。
記事には“スマートフォンを買えば持ち物が減ると思っていた”とか“新機能が追加されても「おまけ」だから役に立たない”とかいう感想が述べられている。
そういえば、僕が携帯電話を買い替える主な理由は「壊れたから」「古くなってバッテリが持たないから」であった。要するに仕方なくということだ。何かの機能を使いたくて、お金をやりくりしてまで買いたいほどのものはない。多少なりとも懐が暖かければ、遊び半分で買うかも知れないけど。
多機能はまだ多分に「遊び」の要素が強い。絞り込みが足りないのだと思う。おそらく、ちょっと足りないけど基本的に満足して使いこなせる、というあたりがいいんでしょう。万人から及第点というのは超難関ですけども。
スマートフォンのブレークスルーポイントは案外「通話」の部分じゃないだろうか。結局携帯電話は通話時のポジションに最も縛られるので。