iPod Touch 雑感 その1

きましたよiPod Touch。第一印象はとにかく薄い。折れるんじゃないかと思いましたが、持ってみたら意外にしっかりしてました。早速Macに接続。そわそわしながらシンクロ終了を待ちます。
古いiPod miniを使っていたため、Photoのシンクロに手間取りましたがなんとか終了。さっそく写真とムービーを見てみたり、本体を回転させて表示が横になったり縦になったりするのを楽しみました。
さて、検証開始です。上部の縁についている電源ボタンと下部センターのホームボタン以外は全ての操作をタッチでまかなうわけですから、僕の感覚としては新型のPalmマシンを検証する感じでやってみました。アホですから朝の4時まであーでもないこーでもないとやった結果です。

筐体について

前評判通り、前面がガラスで背面が鏡面仕上げなので、指紋が目立ちます。これはカバーをつけるか無視するしかないでしょう。とりあえず無視することにしました。また、指紋がつく程つるつるなので気を抜くと滑ります。ストラップ穴があるわけでもないので、滑り止めのためにシリコンケースの購入を決めました。
下にイヤホンジャックがあるのも違和感があるんですが、これはnano使ってる人とかは気にならないでしょう。要は慣れです。

容量について

僕が買ったのは16GBのやつですが、元々4GBのを使っていたからか、動画と写真を入れたのに10GBくらい余っています。でもまぁ、この手の問題は、気がつけば容量が足りない問題にすり替わるのが世の常ですので問題ないでしょう。

画面表示について

単純に画面が大きいのは見やすいです。あと聞いている曲のアートワークが大きく表示されるのはいいですね。お気に入りのCDを買ったとき、聞きながら無駄にジャケットを見てた頃の事を思い出しました。まぁ、単純にきれいだしね。
曲やアドレスをリスト表示するとアルファベット順に並んでそれぞれA、B、Cと小見出しがついてくれるんですが、日本語は未対応で、最後にまとめて表示されます。ひらがなカタカナは五十音順に並びますが漢字はムリですね。エクセルなどでソートする時とかがそうだと思うんですけど、ルビ情報がないとコンピューターも判断しきれないってことでしょう。
曲名などが長い場合、一定時間後に電光掲示板のように自動スクロールしてたと思うんですが、iPod Touchにはその機能がないようです。後半は隠れたまま見ることができません。
音楽を選ぶとき、リストで曲名表示すると曲名だけが大きく表示されて、アーティスト名やアルバム名が表示されません。偶然同じタイトルの曲があったのだけど、分かりませんでした。

操作感について

慣性のつくスライドは単純に気持ちいいです。端まできても勢いが残っていた場合、ゴムの壁に阻まれるようにちょっと行き過ぎて戻る、という動作も気が利いていて面白いですね。
キーボードはやっぱり小さくて押し間違いが多いです。ハードウエアならボタンなら小さくてもいけるんですけどね。ひっかかりがないと指でやるのは結構難しいです。
写真は縦でも横でも見れますが、ムービーは強制的に横表示です。しかし、音量など再生中に操作するもの以外のメニューは縦表示にしか対応していないので、見るのと選ぶのを短期間に繰り返すのはしんどいですね。これは横位置ならメニューも横に対応してもいいのではないかと思いました。

シンクロについて

macユーザーですから、何の問題もありません。iTunesで見れてもiPodだと見れないムービーがあったのが意外かな。iTunesで見るというのはQuickTimeで見てるからだと思うんですが、いくつかiPod側で見れないものは自動ではじかれていたので、全部はじいてくれていると思ったんですが違ったようです。

テキストを無理矢理扱う件について

架空のアドレスを作って、そのメモ欄にテキストをはりつけて読み物として扱うことができるか、というのが最も気になる点だったわけですが、結論から言うと「ムリ」です。やってやれない事はないんですが、メモ欄は画面の右側3分の2しか使えませんし、iPod Touch特有のスムーススクロールが文字を読むという行為にはあわないと思います。ざっと探すのには最適なんですがね。

まとめ

とまぁ、初日で思った事はこれくらいです。苦言的な内容が多いですが、まぁそれ以上に褒める要素があるんです。ただ、褒めの語彙のバリエーションがないんですよ僕に。なのでこんな内容になりました。
とりあえず「Touch」と言うだけあって、触るのが楽しくてゆっくり音楽が聴けません。慣れるまで待たないとなぁ。