変換についてのよくあるTips

「おせわ」と書いて変換すると「お世話になっております」になる、というような変換をIMEに記憶させている人は多いのではなかろうか。TungstenCのキーボードとPOBoxの組み合わせでも似たようなことをやってみた。
不満ポイントはいくつかあったのだ。ピリオド「.」はキーボードでそのまま打てるのにカンマ「,」はファンクションキーを押しながらでないと打てない。ということは句点「。」と読点「、」では読点が打ちづらいのである。普通、文章では句点よりも読点の方が多い。なのに多い方が打ちづらいのは何事か。ということでPOBoxの辞書の単語登録を使って、読点もピリオドの変換候補に入れてみた。
予想通りに大変便利である。便利なことを見つけると、すぐに多用したがるのが僕の常である。なので他に打ちづらいと思っていた文字はないかと考えた。そして発見しましたよ。
それは括弧である。ついでにカギカッコである。思えばJ-0S IMEカギカッコをどうやって入力すればいいのかわからず、さんざん試したあげくに諦めたことがある。なもんで、さっそく登録。この場合はファンクションで括弧に割り当てられているXに全角の括弧、Cに全角の閉じ括弧を設定した。ついでにカギカッコも。さらにXの場合は開始の括弧だけでなく括弧と閉じ括弧のセットも登録してやった。んー、そこそこ便利。
というわけで、なかなかに快適になっているTungstenCであるが、未だ解決していない悩みがある。それは音引き「ー」です。あの、「ラーメン」とかの伸ばす音の横棒。これもまたTungstenCのキーボードではファンクションを押さねばならない位置に設定されている。こいつをどうにかしたい。しかし良い方法が発見できない。誰か教えてください。
ちなみに、キーボードの印刷面を無視してシステム的に変えてしまうのは却下です。僕の美意識がゆるしてくれないので使えないからです。

めぐり合わせ


性懲りもなく買い続けているファウスト。いつも800ページ中20ページくらいしか読まないのに、なぜか買ってしまう。たぶん何かのヒントを求めているのだと思う。それが何のヒントなのかさっぱりわからないのだけど、気になっているということだけでも特別な存在であることは確かである。
あれはいつの事だったろうか。ある日突然「俺は最近ファンタジーとかいうものに触れていない」と思った。それはなぜか焦燥感を伴っており、無理矢理に何冊か小説を買ってみたりした。だけど読書感はあきらかに昔とは違う。若い頃の運動能力の感覚を忘れられずにかけっこで転倒する運動会のお父さんのように。運動の場合はその焦燥感はすぐに消えるのだけど、不思議なことにファンタジー的小説へのその感覚は今も消えていない。だからファウストを買い続けている。
そして、Vol.5において、ついにその行動は意味をなした。上遠野浩平を特集していたのである。といっても上遠野浩平というのが誰なのかは知らなかった。ただ『ブギーポップは笑わない』という作品について、見かけた記憶があったのみである。ただし、見かけた数が多かった。本屋で実物を見かけた記憶。ライトノベル特集で読んだ記憶。デザインの雑誌で読んだ記憶。そして今回のファウストにつながり、インタビューを全ページ読み切り、『ブギーポップは笑わない』を読んでみようと誓うに至ったのである。めずらしい。
タイミングも良かった。今読んでいるのが来年の大河ドラマになる司馬遼太郎の『功名が辻』なのである。僕は勝手にあらゆるメディアを「普通系」と「オタク系」に分け、交互に鑑賞することを自分に課しているので、次はオタク系の番なのだ。
というわけで、近々『ブギーポップは笑わない』を購入する予定。まだ『功名が辻』を全4巻中1巻しか読んでいないので、かなり先のことになるのだろうけれども。

人気マンガ「MASTERキートン」が絶版に至った理由。

http://www.narinari.com/Nd/2005054455.html
MASTERキートン』が絶版に至らざるをえなかった理由というのが「週刊文春」に載ってるそうです。あえて言うならば、当人にとっては重要かも知れないが、いっそどーでもいい理由。権利関係の話で、しかも当人が許可してるのに他人が口を出している。いわゆる「正義の味方同士のかみ合わない話し合い」ってやつです。そういう面倒なことはできるだけ避けておきたいので何も言いませんけど。
ただ『MASTERキートン』が絶版なのは惜しいなぁ。名作なのに。まぁ、実家に全巻あるからいいんだけど。