指針

なんつーか、あれですよ。世の中かたっくるしいというか、世知辛いというか。
一言でいうと、荒れてる、って感じ。
特にネットをよく見てると、なんかいろいろあるでしょ。荒れてる掲示板とかスパムとか。別に見なきゃいいんだけど、たまにふと見ちゃうんだよなぁ。で、なんとはなしに心がささくれる。なんか優劣というか勝敗というか、ついついどっちが正しいかみたいなことを考えちゃって、わけがわからなくなるんだよなぁ。で、そんな心に対抗する為に、一つの指針を自分の中に立てる事にしました。
それは「フトコロが深いかどうか」ってこと。度量が広い。包容力がある。理解や能力に幅がある。そのあたりですね。正しいかどうかってことは人それぞれな場合もあって一概には言えないんだけども、なんか正しくてもヒステリックにわめいてる人の意見は「内容などどうでもいいから、お前の存在がウザイ」と思う。必死とヒステリックとは雲泥の差だし。それは見方によっては正しいはずの意見をぶちこわす事にもなりかねず。意見なんて物は、伝えたい相手に届かないと意味がないし、はじめから聞く態度でもないのもまたウザイし。
日本人はコミュニケーションやプレゼンテーションが弱いと言われて、ばんばん発言する人が持て囃されたりもするけど、人の話をろくに聞かないでさえぎって、同じジャンルだけど話の流れにはまるで乗ってないバカも混ざってるよ。その熱弁や必死さがいっそ哀れなくらいな人。あと、これは僕もそうなんだけど、なにか決定的な格好いい一言を言いたいだけの人とかもフトコロは浅いです。たまにまぐれ当たりしてフトコロ深そうに見えるからたちが悪かったりする。
とにかく、フトコロが深いかどうかで判断して、浅いやつの意見はバッサバッサ切り捨てていくと、とりあえず全体の流れは見やすくなると思います。たいていフトコロが深い人は浅い人の話をちゃんと聞いてなんとか要約しようと努力してたりするし。