変態とマニアと発展とダメ

#変態的思考について⇒http://www.boiledeggs.com/chigiland/essayland39.html
#マニアがマーケットをダメにする!⇒http://www.pda-c.com/labo/bn2004_09.html#2004-9-1
マニアがマーケットをダメにするというのは分かるなぁ。一般人が入りづらいし。でも黎明期はマニアが構築すると思う。特にデジタルものは初期のモデルは使えないのにくそ高いし。携帯電話だって、はじめは金持ちとマニアのもんだった。
大マニア、中マニア、小マニア、一般人という流れが組めれば、機能的にも使いやすさ的にもいいもんができるんだと思う。PDAは中マニアと小マニアの間くらいまで行ってると思うんだけどなぁ。一般人にまでは届かない気がする。
それは何故かというと、大マニアが満足してないから。大マニアですら満足させられないのは、そこからこなれてくるという過程を踏めない。つまりマーケットが確立されない。それと同時にこなれポイントが不明瞭になってきて、最終的に絶滅していく。
だからウルトラパワーモデルとエントリーモデルの両方が常に欲しいと思うんです。
携帯にもいまだにマニアがいて、全キャリア契約して携帯を5台くらいもって、ここはこのキャリアの電波が……とか言ってる。別にマニアがどうこうじゃなくて、マニアが少数派になるくらいの一般人を参加させるにはどうしたらいいかということだと思うわけだ。じゃあ一般人が入りづらいのはダメなので、マニアを見えなくさせればいい……あ、いっしょか。
でもね、マニアは選挙で言うところの組織票みたいな面もあって、それいなくなると全滅という気もするんですよ。
とりあえず僕は、ポイントは大マニアが握ってると思うんですけどね。あとはマニアの言ってる事ややってる事を、簡単に一般人向けに翻訳できるもの。それを見つけないといけない。PDAは概念的に新しいし、ある意味エコロジーのように富国強兵とかパワーゲームの対にされて変に誤解されてる可能性もあるんでね。あくまでもデジタルだから、パワーゲームであり、それでいてパソコンより携帯電話より便利、みたいなことにならんと広まらないと思うわけです。エコロジーは常に少数派だもん。そのへんを半ば騙してでも一般人に広めるためのロジックというかキーワードというかが見つつけないと。
もういっそね、七福神の財布みたいに、ジャパネットとかでパソコン買った人におまけでつけちゃうとか。なんか一時期の電子辞書ってそんな扱いだった気がする。それが意外に草の根作戦になって広まった、みたいな。でもそれはSONYじゃプライド高すぎて無理だろうなぁ。たぶん今PDAに一番邪魔なのはプライドだろうな。それは最低限必要な品質を意味するものではなくて、サービスと対局にある無意味な高飛車感。何でもやりますという泥臭さみたいな。それはたしかにマニアというものに付随するかも知れない。机上の空論を振り回す得体の知れない怪物みたいなイメージ。それは取り除かないといかんだろうなぁ。