tree

見逃してたけどよさげなアウトラインエディタを見つけた。その名は「tree」という、ありがちな名前であった。
ありがちというのは素晴らしい。なにしろありがちなインターフェイスにありがちな設定画面。つまりとてもシンプルで使いやすい。Windowsのソフトにたとえるなら「構造化エディタ*1」に近い感覚だろうか。いや、見た目とかはかなり違うのだけど、ただシンプルに文章を構造化することだけを目的としている心意気が近い。
また、ありがちだけでは収まらないのがtreeのよいところである。最大のポイントは、その表示方法。アウトラインエディタは頭落としの深さをつけ下に伸びていくものが多いが、これは横にも伸びるのである。
横と下を組み合わせることの利点は、見やすいということである。段落の頭落としの深さだけで表示するものは、書いているうちにどれがメインだったのか探してしまうことがある。treeの場合は、タイトルから横に伸ばし、その先は下に伸ばしていくという方法が取れる。おおまかな流れを横に伸ばし、細かい情報を立てに伸ばして行くと、構造が画面いっぱいに無駄なく配置され視認性がかなり高い。これは僕のように、書いては読み書いては読みを繰り返す人間にとって、かなりなアピールポイントである。
さっそくこの原稿をtreeで書いているわけだが、改行すると段落切り替えとして同レベルの下位項目になる。これは最終的にはてなダイアリーに登録する文章としては自然な表示で、そこもまた気に入っている。タイトルをコピーすれば下位のブロック全てをコピーできるので、手間も特にない。まだベータ版なのでフリーであることだし、当分使ってみることにする。
http://www2.odn.ne.jp/kawana/index.html

*1:http://www008.upp.so-net.ne.jp/momotan/sted.html