今日は破産の日

はい今日も元気に保育園。だったのだけど、ちょっとタロが熱高め。様子見ということで預けてくる。どのみち今日は産まれた病院で検診なので、2時頃お迎えなのである。今日も朝から本屋に直行。昨日閉まっていた新書が揃っている本屋でやっと『ヤバいぜっ!デジタル日本』を発見して即行で購入。とっとと会社に行き、喫煙スペースという名のベランダで読み始める。すげ、面白い。『ウェブ進化論』を読んだときと似た興奮を感じた。なんつーか、細かい技術とか統計とかいう言い訳みたいな御託ではない本質的な部分を、ものすごくわかりやすく面白く展開しているのです。やー、高城剛って、うさんくさいことばっか言ってる変な派手なおっさんというイメージがあったんだけど、あっさり払拭された。まぁ、ただの変なおっさんがこんなに長時間第一線にいられるわけがないのだけどね。それに気づいておけよって話ですけどね。内容は、これからデジタルやITってのはどこに向かっていくべきかというようなことです。まぁ、べきかって書いたけど、大体べきを使うとろくな話にならないんだけどね。だから本ではべきというよりも、ちょっと前はこうで、今こうだから、この先はこうなるでしょ、という感じで進んでいく。技術的なことは用語でちょっと出てくるけど、そんなことよりもそれを使ってどうすると面白いかってことだ。そして、実際に世界ではこうなってたりする、というような話もある。DVDの企画戦争の勝者はどこか、という命題に対して、コピーしやすい方が勝つという単純明快な答えを出している。まぁユーザーに支持された方が勝つという、当たり前と言えば当たり前な話なんだけど。始終そんな調子だ。まぁ、細かい検証とかそういうつまらない論文か報告書みたいなもんはほっとけと。いや、別に高城剛がそんなもんほっとけと書いているわけじゃないんだけど、読んでいるとそこに捕らわれると全体の流れから外れて置いていかれるなぁと感じたのです。CCCDの話とかもちょっとあったりしますけどね。道をふさいで発展しろって無理ですよね、たしかに。しかも、音楽を購入するという歳の目的や使い方が代わってるときに動きに乗るんじゃなくて止めた。そしてもう手遅れなので別のいいものがあるよ、とかってどんどん話が進んでいく。あっぱれですわ。なんかPDAに対する僕の気持ちがすっきりしてきました。変質したならそれはそれだし。その先に未来がないなら別のことで代用しないと始まらないし。過去にこだわっているうちに未来がもう来てて、こだわってた過去の弱点がとっくのまに改善されてたなんてことになるんじゃないかと思ったわけです。要するに、通信機能をメインに持ってこなくても成立するシンプルスマートなハンディマシン。期待して待とう。それまではPalmで乗り切れそうだし。まだまだPalmでできることはあるだろうしね。ソフトウエアの概念としてはかなり最先端だと思うんだけどなぁ。そのへんがうまく説明できないんだけど、説明しないでいいじゃんと。さちぇ、残りを読もう。