竜時 (01-02)
本格サッカー小説。続き物なのに著者が自殺しちゃったので、読もうかどうか迷ったんだけど、ページをぱらぱらめくって面白そうだったので購入。速攻読み切りました。
俺フィー*1とかシュート*2とかファンタジスタ*3とかYATAGARASU*4とか、何かこう、これからぐいぐいと読ませてくれるに違いないというサッカー漫画に近い感じ。小説だから文字だけなんだけど、映像や感覚がフィールドにいるかのように伝わってきます。絵柄に左右されない分、万人受けするかも。まぁ、そもそもユースクラスの主人公がけっこうトントン拍子にスペインいっちゃうので「んなアホな」というのはあるけど、別にあってもいいじゃないと思えば気にならない程度です。
あと、スピード感を出す為なんでしょうけど、用語とかが特に解説なしで出てくるので、サッカーをまるで知らない人には分からないかも知れないけど、ポジションといくつかのゴールパターンと全日本と海外の有名選手を何人か知ってれば大丈夫。少年ならではの悩みとかもあったりして、だからこそフィールドでイラだったりするのも分かって、いっちょうまえのサッカー選手になってる気分を味わえます。
