専用機とコンテンツ

店主の石井健之氏(50歳)のお薦めは、iPodを、米グリフィン・テクノロジー社の『iTrip』(アイトリップ)などのFMトランスミッターにつなぎ、アンティーク・ラジオのスピーカーを通して聴くというスタイル(写真)。


こないだ行った雑貨屋では、数枚のCDをiPodに入れて試聴機にしてました。簡単な説明書きつきで十分みたいでした。専用機の底力を見たなと。そして上のニュースを見て、文化ってのはそらおそろしいバリエーションを持ってやがるなと思いました。
何よりiPodがすげえなと思うのは、コンテンツのルートも確保した事です。そのための便利なソフトまで作って。音楽を入れて聴いてもらわないとただの箱だってことがよく分かってるんだと思います。
なので、いまいち小型のムービー見れるマシンが流行る気がしない。パソコン買うのもネットにつなぐのもコンテンツ見つけるのも専用のフォーマットに変換するのもユーザー任せ。手抜きすぎです。田舎のたばこ屋なみに、売る気がさっぱりありません。それどころか、ネズミが出るからと言って、入り口にねずみ取り仕掛けて入り口をふさいでます。で、たばこケースとかライターとか最新式にして売ろうとしてる。どう考えても馬鹿。
レコードショップに自販機おいてUSBつないでダウンロード販売とかさ。いろいろあるだろうに。なんでコンテンツをユーザーのマシンにまで持っていくルートを最大限に解放しないかな。なんで3000円でメーカー責任放棄したアルバム売って儲ける事しか考えないかな。USBつないで一週間したらファイルが消えるレンタルとかさ。もっとデジタルを活用する方法あるでしょ。ルートが解放されたら、レコードショップとかもうめちゃ協力してくれるよ。ノリノリで。
多分、メーカーがマニアしか見てないんだよ。というか作ってるやつが最悪のマニアなんだよ。箱ばっか作って喜んでないで、コンテンツのしょぼさは置いとくから、とりあえずそこらじゅうで箱に入れる中身を買える環境作ってください。箱の形とかについてあれこれ言うのはその後だ。