喋る量と書く量

一人暮らしでネットに書き散らす生活が長かったからなのか分からないが、最近会話する能力がそうとう落ちている事に焦りを覚えております。なにか結論を短くずばっと言って、とっとと収束したいという方にばかりいってしまう。誤解を恐れずに言えば、無駄話が足りない。そしてそれは余裕が足りないという感じ。
僕が、初対面の打ち合わせで、どれだけ仕事以外の話で場を持たせられるのかと考えたときに、ほぼ無理なんです。それはある程度場数を踏めばどうにかなることだろうし。そうしたほうがきっとこれから面白い事ができる。
慣れた人と普通に話しているときでもそうです。正しいとか間違っているとかばかり気にして、結論に至るまでの過程を楽しんでいない。それはとても貧しいのではないかと思っているわけです。下手すると自分は絶対に正しいという結論から始めたりする。もしくは、自分が勝てる試合にしか参加しない。野暮です。粋じゃない。どんなに自分が正しいと思っていても、間違っている可能性はあるわけです。ひょっとしたら覆されてギャフンと言うかも知れない。いや、言えるかも知れない。その隙間に期待してワキワキするようなものは、自分勝手に考える余裕のある文章よりも、リアルタイムで五感を使ってコミュニケートする方が断然多い。
とにかく、いろんなとこに首をつっこんで、いろんな人と面と向かって話をする。少なくとも、書く量と同じくらいは喋る。という目標を持って暮らそう。おー。