文句を言うために監視する社会

一億総ツッコミ時代 (星海社新書 24)

一億総ツッコミ時代 (星海社新書 24)


ツッコミばかりがいてボケのいない社会は息苦しい。
お笑いが好きな日本人が間違ってたどり着いたツッコミだらけの世の中に警鐘を鳴らす。今大事なのはボケである。上から目線で自分を棚に上げたまま行われるツッコミとすら呼べない炎上とか最低だもんな。
ツッコミで起こる笑いは、笑われる生け贄が必要。人はツッコミにまわりたい、ツッコまれる側にはなりたくない。だけどやっぱりクリエイティブで他人を傷つけないのはボケなんだよなぁ。
ベタも必要だと説く。結婚して子どもが生まれて、親に子ども見せにいったりだとか、そういうドラマにもならないようなベタな展開がけっこう大事だったりするんだよね。
もっとベタに、ボケ側で生きよう。