MP-S200

シャープの「MP-S200」はアウトドアグッズのようなフラッシュメモリプレーヤー。見た目の通りのタフネスさを持ち、1メートル以上からの落下に耐えられるほか、FMトランスミッターなどの独自機能も備える、“目の付け所がシャープ”なプレーヤーだ。


ざっと見た感じ、見事にiPodをかわしていると思います。ニッチというか。
まず本体がシンプルに無骨で、どちらかというとエレガントなiPodとは明らかに違うということ。そして注目すべきは、転送ソフトのシンプルさではなかろうか。
まずソフトの名前がすごい。「SHARP 音楽CDデータ転送ソフト」ですよ。そのまんまですよ。これが何のソフトかわからないなら、商品そのものがわからないといっていいでしょうよ。でもって、デザインのシンプルさ。シンプルさというか、開発途中でデザイナーが関わってないんじゃないかというような、Windows標準のウインドウ。ボタンには文字だけで操作を示すアイコンすらない。日曜プログラマが一人で作ったフリーウエアみたいです。設定も高音質と低音質の二種類を選ぶだけ。あとはボタンを押すだけです。シンプル……といっていいのか迷うほどシンプル。
曲データは著作権保護付きのWMAファイルとなって転送され、同時にパソコンにも保存されると。楽曲をネットで買ったりややこしい操作するのはすべてWindows Media Player10まかせ。ソフト基本エンジンもWindows Media Player10まかせ。
なんつーか、そうよね、それでいいのよね、という感じです。
液晶もカラーじゃないし、写真も映像も見れないけど、こいつにそれを求める方がどうかしてると思う。
ポッドキャストとかでiPodの中身がややこしくなってきたんで、サブマシンとして機動性を重視する感覚で使うとかいいんじゃないかなぁ。そのうち気がついたらMP-S200ばっか使ってる、なんてことにもなるかもしれないと思いました。