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5〜6年前から思っていたのは、なぜワープロは機能を削らないのかということだった。
メール機能とDOSのフロッピーさえ使えれば、あとは何もつけないワープロ。そのかわりものすごく薄くて軽いの。HDDも500MBくらいしかなくていいの。テキストしか扱わないのだからそれで十分。パソコンで原稿書いてて思わずホームページに見入っちゃったりする物書きの人とかにはいいと思ったんだけど。けっきょくワープロは多機能で勝負して、パソコンに相手にもされずに負けていった。アホだなぁと思った。
仕方ないので、そのうちノートPCにWindows98のっけて、ATOKとお気に入りのエディタしか入れないパソコンってのをやってみようと思っていた。
ところがどっこい。Visor Deluxeを買ってハンディマシンに目覚めた僕の前に、WindowsCEという、昔見たときは絶体買わないなと思っていたもんが輝き始めたりしていたりする。
Palmのよさを知ってしまったのでPocketPCは全然いらないが、Palmのおかげであらためてデジタルテキストの魅力に取りつかれた僕には、キーボードがついているというハンディマシンが強烈に魅力的に見えてきたのだ。
デザイナーのくせに、コラムなんかをだらだらと書くのが好きなので、いろんなところで長文を書きたくなってきたわけだ。長文といえばキーボードだ。一応3年以上昔のノートパソコンを持っているが、重たくて持てるものじゃない。Visor Deluxeにキーボードをつけるという手もあるが、全体の形として美しくないので却下。全体の形として美しくないと感じるものには、ぜったいに欠点がある。
というわけで、いろいろWindowsCE搭載マシンをネットで見てみた。・・・14万円とかしやがる。あほか。だったらB5サイズのノートパソコン買うっちゅうねん。5万円くらいしか出さんぞ俺は。というか、出せんぞこのやろう。