Pick Up

　出ましたねぇ。PooK1.0正規版。たかがDOC、されどDOC。なんというか、初期のHTMLって感じがしてますな。

　コラムでもPooKに触れましたが、時計表示のほかにPooKの魅力としてはデザインのキレイさがありますな。アイコンの一つ一つがあっさりと可愛く格好いい。過剰に飾ってしつこすぎず、最小限のデザインの中にもセンスが垣間見える。これだけキレイなデザインをする人間をスタッフに持つソフトはいいものに決まっているというのが僕の持論ですからな。

　ルビ機能や著作権保護機能もついて、デジタルテキストの未来が見えましたな。普通の書籍のようにテキストが読めるようになりつつある。HTMLはしょせん欧米仕様なので、日本語の文化には馴染まない部分もあったですからな。出版せずとも面白ければ多人数に読んでもらえるネット社会。ますます加速するような気がして嬉しいばかりですな。

　色をつけるとか、部分的に大きくするとかはいらんのですよ。でも、ルビとか傍点とかいう表現方法はアリだと思うんですな。あくまでも文章の幅をひろげる方法として。どうしたって読みづらい漢字はあるし、だからといって平仮名にひらくのも作家としてはできないとか。ただ、挿し絵ってのはどうなんでしょうな。欲しい気もするけど。そうなると紙面をデザインするのが難しくなってしまいますな。たいした内容でもないのに絵で売れてしまったり、面白いのに絵で売れなかったり。過剰にならないで挿し絵を入れられる方法が望ましいですな。

　とにかくPooK1.0正規版。すばらしいPalmウエアですな。

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