支払メモの憂鬱

 なんだかんだ言って、やっぱデジタルはコピーされるべく生まれたのだと思う。音楽CDも、できれば機器に個人情報を登録できるなどして、個人の持つ複数の機器ではコピー自由な環境を作れたほうがいいに決まっている。
 最近になって気がついたのだけど、m130の中に「支払メモ」が入っていなかった。どうやら標準搭載ではないらしい。実際、まともに使ったことがなかったので、最近まで無いことに気がつかなかった。そこでなぜ使わないのかと考えたのだが、答えは至極簡単だった。面倒くさいからである。
 一人暮しで面倒くさがりな僕は、とにかくまとめて買い物をする。自然、支払メモへの入力は一度に大量なものとなる。特に一週間分の食糧をまとめ買いする時などは、卵が130円だの食パン120円だのが20点以上ずらーっと並ぶのだ。まず入力する気になれない。
 しかし、良く考えてみると、これらは全て店側のコンピューターにはデジタルで入力されているはずである。バーコードを読込むだけでレシートには商品名が書き込まれているのだから、なんらかのデジタル処理が行なわれているのは今日では普通だ。であれば、その購入品目をタブ切りテキストにでもして電子メールで送ってくれてもいいような気がする。メールアドレスを登録したカードでも作って精算時に渡せば、あとはコンピューターが勝手にやってくれるだろう。それは共通フォーマットで家計簿ソフトなどにも使えればいい。タブ切りならExelだってOKだ。
 あくまでも個人情報なので、漏洩してはまずい買い物というのもあるだろうけど。僕的には別に卵を買ったとかいうことは漏洩しようと構わない。それよりも買い物のデータがデジタルで手に入るならバンバンザイなわけだ。メールアドレスがいろんなところに登録されてしまうけれど、これだけ連日ウイルスメールやら未承認広告やらが来ているのだから、今さらそんな心配する気もない。
 所持金や銀行にいくらあるかくらいは自分で入力するから、買い物のデータは店側で送ってくれないもんだろうか。どうせ半自動的に入力されるデジタルデータなんだからさ。コピーしてくれてもいいじゃない。ねぇ。
思いついたことをそのまんま書きなぐる「デラデラメモ」というコーナーをはじめました。PDAどころかデジタルだけでもない日常的思考を、だらだらと書いております。
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