DOCで読んだもの No.0002

『お茶っこ日和』
著者:石田ゆり子 (ISHIDA Yuriko)
形式:WEBページ

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 キレイなお姉さんは好きですか。そんなコピーがテレビから流れたときに、好きどころではない、大好きだぁぁ!!と叫んだことは誰にでもあるだろう。そのCMも時代とともに女優を変え、片瀬那奈になったときに「もう正確にはお姉さんじゃないなぁ」と一抹の寂しさを感じたのは誰でもない、私です。
 キレイなお姉さん。その響きを思うとき、僕はある一人の女優さんを思い浮かべます。透き通るような肌、優しげなまなざし、最近は髪を短めにしているにも関わらず、その女性的な魅力は一切失われていない希有な女性。そう、石田ゆり子さんです。
 今回紹介する「お茶っこ日和」は、彼女の日常や感じたことがさらさらと書かれている、飛び飛びの日記のようなものです。芸能人、特に役者さんは、その実生活を見せないほうが、役を役として見れるので好きなのですが、まぁ多少は知りたいもの。だからといってワイドショーで見るのはなんか悲しいし、公式ホームページで書かれるのはあまりにも素なので夢がない。その点「お茶っこ日和」は出版社のサイトですから、わりときっちりしてるし、なにより読む価値のある文章だと公認されているようなものです。
 肝心の内容ですが。なんといいますか、簡単に言うと愛があるんだなぁ。出演作品への愛、共演者への愛、ペットへの愛、スタイリストやヘアメイク、さまざまな日々の小さな愛がね、つまってるんですよ。かなーり素敵な人なんだなぁ。
 基本的にはね、ほんわかしてるんですけど。たまに小さな哲学めいたことにもなってきたり。そこがまた知的な感じでいいわけですよ。日常からくる小難しくない生活の知恵のような哲学。いい感じでツボです。
 ってか、これはもう読書感想文ではないことが明確になりました。⇒http://webmagazine.gentosha.co.jp/ishidayuriko/vol57_ishidayuriko.html
その前に連載してた「おぉ、素晴らしき日常」⇒http://webmagazine.gentosha.co.jp/backnumber/vol25_20010415/index.html