Blogger v1.0とPIM


Blogger v1.0 http://www.freewarepalm.com/database/blogger.shtml

ソフト自体はブログでもブロガーでも何でもなくて、ただの日付つきメモ帳です。データもメモ帳とは別で、まぁ、内容をメモ帳やDOCに書き出したり出来るのだけど、それはどうでもよろしい。
PDAコンソーシアムで公開された伊藤浩一さんのインタビューで、ToDoを使わずに手書きメモに書き、終わったら消すという方式に興味ありましてね。
手書きメモって、まぁ画像ってのがあるからでしょうけどメモ帳と違って一覧表示は日付と時間なんですよ。なんつーか、「基本的に最優先カテゴリは時間軸」というのがPIMのスリム化という進化の決め手になるんじゃないかと考えてまして。Palmの四大アプリであるところの、予定表、アドレス帳、ToDo、メモ帳のうち、アドレス帳を除いた3つは統合できるんじゃないかと。基本はメモ帳で、書いた日だけを記録するならメモ帳ですよ、で予定日が追加されたら予定表、チェックボックスがつけばToDoみたいに。ここでチェックボックスというのは終了を表示するのに楽だからですけど、伊藤浩一さんの「終わったら消してしまう」方式であれば要らないかも知れません。PsMemoは一覧画面でどんどん消せるようになりましたが、そのへんも象徴的だと思ったりします。
あとはもう、ビュワーアプリの問題で。時間とカテゴリの情報を入力してあれば、一ヶ月カレンダーに表示するもよし、箇条書き風に表示するもよし。データベースはまとめて一個なわけです。楽というか、考えることが少なくて済むので、人間の邪魔にはなりにくいんじゃないかなぁと。
そもそも、最近紙の手帳を使い始めてからは、もうほとんど予定も考えたことも全部紙の手帳に書いてます。カテゴリを決めたりとかの必要性がなく、もう時系列というか順番に書いていくしかないので、思考の邪魔をされないんですね。ただ、そこで唯一紙がデジタルに勝てないなぁと思うのは、書いた後整理するために並べ替えたりすることです。もうコピペとかしたくてしょうがなくなりますもん。あと、表示方式ね。必要のないところを一時的に表示しないとかいうことは紙には出来ません。さらに言うなら検索ね。つまりこう、PDAが紙の手帳に勝つにはデジタルであることしかないんじゃないかと。なんかオチとしてはすげー当たり前ですが。なんか複合機であることでしか勝負してない気がするんですよねぇ。それは別にデジタルの利点を生かしているわけじゃないし。紙の手帳と別にデジカメとiPodもつことが苦でない人にとっては何の魅力もない。
こんだけパソコンが普及して、仕事でパソコン使っている人だらけの状況で、スケジュールやメモ、データベースなどをその場で改変可能なデジタルの状態で手軽に持ち歩くためのPDAが認知されないのはおかしいなぁと思うわけです。それはなんつーか、自分の得意分野を広めようとして、まず人気のありそうなおまけで注目を集めようとして、中途半端なもんだから負け戦ばかりをし、負けだからいらないというレッテルを貼られてしまったからだと思うんですよ。で、まぁ、みんなが不便なのはかまいませんけども、おかげで欲しい商品がなくて僕が困るんでね。本業で頑張って欲しいなと。本業はPIMを含むデジタルデータの扱いだろうと。そしてPalmの最大の理念は、電話をしながら誰かの住所というデータを起動も含めて数秒で発見することにあっただったろうと。その追究以外にPDAというかPalmの存在価値はないと思うわけです。
例えば東芝が、HDD搭載のデジタル音楽プレーヤーがiPodより売れないからといって、デジカメをつけたりなんか絶対にしないと思うんですよ。それは音楽プレーヤーメーカーとしての東芝はくずだと自分で言うようなもんですから。たぶんSONYはそこに気づいたと思うんですよ。だから複合機(名前忘れたし、SONYのサイトに探しに行ったら見つかりもしない)の後に、音楽を聴くことだけで勝負するNW-HD1 ネットワークウォークマンを作ったと。そう考えるとね、なんかいいCLIEがでちゃったりしてねぇなんて思ったりもしてます。
あと、全然関係ないけど、シグマリ2がいかれたので、UX50が欲しいなぁとか思い始めてますが、それはまた別のお話。