ミッチーとデスノートを結ぶもの
及川光博主演「ミステリー民俗学者 八雲樹*1」というドラマがある。平山あやが出ているので、ドラマは見ていないが気になる存在だ。原作の漫画でも読もうかなどと考えていたある日、民俗学をベースにしたミステリという小説を見つけた。
- 作者: 北森鴻
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/01/29
- メディア: 文庫
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ドラマとは何ら関係がないが、北森鴻という未知の作家に出会えたので良しとする。そして北森鴻の文庫を探していた僕は、またも気になる物に似ている小説を見つけてしまうのであった。
「デスノート*2」という漫画がある。死に神が持つ、書いたとおりに人が死ぬノートを手にした人間の物語。そのダークさと小難しい設定を持ちつつも、手に汗握るスピーディーな展開と絶大な人気を誇る小畑健の絵の綺麗さが見るものを引きつけ、週刊少年ジャンプで連載されて爆発的人気を得ている希有な漫画だ。そして北森鴻の文庫を探していた僕が見つけた小説がこちら。
- 作者: 北森鴻
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2004/10
- メディア: 文庫
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内容は、
人の凶兆のみを予言し、読者の連鎖的な自殺を誘発する謎の占い書・フォーチュンブック。この本を偶然手にした7人の男女は、知らず知らず昭和という時代の共犯者の役割を演じることに…。
不思議な書物、連続の死という、書いてていささか心許なくなってきたが、そこはかとなくデスノートを彷彿させられてしまいませんか? しましょうよ。はい。人知を超えた不思議な書物というのがそれらしいじゃないですか。
というわけで、グッとくる設定が気になる作家、北森鴻の紹介でした。